
職場周辺の雑木林シリーズです。一週間前には咲き始めでしたが、早くも咲き終わりの花が増えてきました。野性のフジには、ヤマフジとノダフジが知られています。写真のフジはノダフジと判断しましたが、一般的には蔓の巻き方が右巻きか、左巻きかで見分けるように言われます。ん? 右巻きと左巻きって、どういう風にみて右巻きなの? と疑問に思うかもしれませんが、これは成長の方向に向かってです。根元から蔓の先に向かう方向にみて、右巻きはヤマフジ、左巻きはノダフジです。
小型のランや山野草の話題が中心です
五月と言えばミズキの季節。自分の中では昔からGWから梅雨の間の花として親しみを感じています。真っ白な花が水平に広がって咲く様子は、遠目に見ても分かりやすくて「あ、あそこにミズキがあるから、あの林はきっとこんな植生だろうな」という目安にもしていました。
学生時代のサークルの先輩で、車の中から「あの辺に○○が生えていそうだから、ちょっと寄って見ていこう」と言い出す人がいました。なんで分かるのか尋ねたところ、「○○の匂いがするんだよね~」なんて冗談を言う人でしたが、よくよく聞いてみると樹木の種類で判断していると教えてくれました。この樹が生えていて、北向きの斜面だから○○が生えているだろう、川沿いの南が開けた場所でこの樹が生えているから林床に○○があるだろう、と予想して探すのだそうです。
実際にその先輩の予想は80%くらいの確立で的中して、目的の花を見に行く途中でもっとレアな花を見られる、みたいな事が多々あったのですが、特に樹木の中でも、これとこれは特徴のある林床になってるから、気を付けて探すといいよ、と教えてもらった内の一つがこのミズキでした。
今でも忘れられない、樹木の面白さを教えて下さった先輩の思い出です。
久しぶりに新しいレンズを購入したので試写に行ってきました。こちらも6年ぶりと久々の霧ヶ峰高原です。雨が心配でしたが天気予報を信じて、車山肩から車山山頂、車山湿原を歩いてきました。雨こそ降らなかったもののどんよりした曇り空で、一日中霧がかかるような残念な天気でした。まぁ一年の内200日霧が出るといわれる霧ヶ峰なので、こんな天気も想定内です。
ほんとうは野鳥を撮りたかったのですが、残念ながらこの時期の霧ヶ峰ではほとんど見かけませんでした。意外とたくさんの人が訪れていて、その中の数名の方が野鳥撮ってそうだなぁと思いましたが、やはり探すのに苦労していた様子でした。9月に入ってからの霧ヶ峰はほんとうに久しぶりで、20年ぶり近くになると思います。