
静岡のドリームシードさんから入手した、黒系で白ヒゲとなるタイプのウラシマソウです。今年はまだ芋が小さかったので、たぶん咲かないなぁと思っていたのに咲いたのでビックリしました。おそらく雄花と思いますが、ヒメウラシマソウの開花球くらいのサイズだったのに咲いてくれるとは。花が咲きやすい品種なのかもしれません。
小型のランや山野草の話題が中心です

パフィオの原種系の中で、良い香りを持つものは少ないそうですが、デレナティーはその中の一つです。この株もバラそっくりの良い香りがあります。自分の感じ方だと、ハマナスの香りに近いかなぁと思いました。こちらのパフィオも前回のワーディ・アルバと同じ及川洋蘭園さんの系統です。
Paph. delenatii fma. vinicolor ×sibling ( 'F-238’ × 'Wine Drop’ ) という組み合わせの実生個体で、F-238 は「’Select’×’Old Mountain’」から選抜された大輪系、Wine Drop は「’Upper Field’×’Patty’」から生まれた濃色個体だそうです。ビニカラーというのが「ワインカラー」という意味なので、まさしく赤ワインのような落ち着いた艶のある赤紫が出ていると思います。

ひと月ほど前に開花直前の蕾でしたが、わが家は加温が十分でないのでゆっくりゆっくり育ちました。ようやく咲いてくれた美しい姿に感動しています。NS は 9cm 程であまり大きくはありませんが、撮影日から今日までに少し大きくなって、NS が 9.8cm ともう少しで10cm に届くところまで開いてくれました。写真よりもペタルが上に上がって開いています。
花茎はあまり伸びてくれませんでしたが、初開花なのでこういうものらしいです。株に力が付いてくると30cm位にはなるのでしょうか。仙台の及川洋蘭園さんの交配種なので、来年以降の更なる成長が楽しみです。

仙台の及川洋蘭園さんから入手した、ワーディの素心花です。山野草的には素心、という呼び方をするアントシアン系の色素が発現しない個体です。洋蘭の世界ではこれもアルバと表現するそうです。東洋蘭や山野草の経験が永いとちょっと違和感を感じますね。それぞれの分野で固有の表現があるのは面白いなと思いました。
洋蘭園さんはどこも独自の系統を大事にしていて、及川さんのこのワーディーも及川ブランドの品種です。今年から咲き始めた初出しの交配種だそうで、緑のストライプがはっきりした弁幅のある花を狙った交配とか。まだつぼみ段階ですがグリーンのストライプははっきりしているように見えます。ペタル(側花弁)やドーサルセパル(背萼片)の幅が出てくれるかどうか……ちょっと細い感じ?
パフィオはそのほとんどが実生苗なので、株が完成するまで花のボリュームも上がっていくことが多いのだとか。この花もそうなってくれると楽しみが増えますね。初めてのパフィオ原種なので、来年以降もちゃんと育ってほしいです。

熱帯性のハベナリア原種の一つです。今から40年以上前に、山野草の一つとしてハベナリア・ロドケイラが人気があって、カーネアも知られていました。当時はおそらくですが、自生品の採取個体が流通していたのではないかと思います。カーネアは写真や名前は紹介されるものの、実物はなかなかお目に掛かれない珍品の一つでした。
それから世界的に野生動植物の保護意識が高まり、国内流通も増殖品が時々出回る程度になり高嶺の花に。今は現地で実生繁殖された園芸個体が輸入されていて、入手自体は容易になりました。暗緑色の葉の表面に、星のようにシルバースポットが入るので葉だけでも綺麗な蘭です。
室内で咲かせたため本来の花色になっていませんが、さくら色のやさしい色合いで咲いてくれるカーネアも良いものだと思います。本来はサーモンピンクくらいの色にはなります。来年も綺麗に咲いてくれるようしっかり育てたいと思います。