チョウジソウの和洋

チョウジソウという花があります。Amsonia elliptica という学名で、ガーデニングが好きな人なら、アムソニアで通じる宿根草です。写真の花もチョウジソウだと聞いているのですが、いやいや、チョウジソウにしては花付きよすぎない? というツッコミを入れたい気持ちが。おそらくですが、海外産のアムソニアの何かと思います。
チョウジソウはミソハギなどと同様に、里山の休耕田や小川の畔に生える植物で、現在は絶賛行方不明中です。昔は普通に見られたそうですが、わたしが子供の頃にはもう珍しい野草だったように思います。自分も野生の状態は一度しか見たことがありません。採取圧や盗掘と言われる、人が掘り取ってしまうことで絶滅してしまう野生種も多いですが、チョウジソウは環境の変化や、里山に人が手を入れなくなったことで減ってしまったのではないかと思っています。

こちらはヤナギバチョウジソウ(Amsonia tabernaemontana)という、北米原産種です。花びらの先がカーブしていて、なんだか踊っているような、躍動感がある面白い花です。花付きの感じはチョウジソウに近いか、少し花が多いと思います。
なかなか本物のチョウジソウを見る機会は少なくなりました。箱根湿生花園などで見られるそうですが、出来れば自生地を探して写真を撮りたいと思っています。自生環境が近い別種も探しているので、今年は何カ所か当たりを付けて見に行きたいと思っています。
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