パフィオ・アルメニホワイト

パフィオ・アルメニホワイトの花
パフィオ・アルメニホワイトの花

中学生の時に実家でパフィオを育てていたことがあります。山野草にはまっていったこともあって、アツモリソウの仲間を育てて「洋蘭はちょっと…」みたいな中二病を発病して、それ以降育てることも、興味も余りなくなっていました。高校くらいの頃に中国からいろいろな野生植物が輸入され始めて、その中でミクランサム、アルメニアカム、マリポエンセと次々にシプリペディウムっぽいパフィオが紹介されて、心惹かれましたが手は出しませんでした。

フラグミペディウムのベッセが見付かった時には、すごく綺麗だけど育てるの難しいんだろうなぁ、って横目で見たいた感じです。それからうん十年が過ぎて、洋蘭と野生ランという心の壁も無くなって久しぶりにパフィオも育てよっかなぁと思っていた矢先に、ネットショップで見掛けたのがこの花です。

向山蘭園さんという塩山にある洋蘭屋さんで、注文後に届いたメールを見て県内のナーセリーだと気付いた始末。運良く花芽付きの株が残っていたのでさっそく注文して、翌日とても良い状態の鉢植えが届きました。つぼみかと思っていたら、咲き始めて少し時間が経っている感じの予想していたより真っ白な花が届きました。

パフィオ・アルメニホワイト
パフィオ・アルメニホワイト (Paph. Armeni White)

リップの付け根付近の裏側と、ドーサルセパルの下の方に薄い斑点が少しあるだけで、ほぼ白一色に黄色のコラムが中心にあってとても可愛らしい。原種同士のプライマル交配と呼ばれるF1交配種で、アルメニアカムとデレナティーの両親の特徴のどちらも出ているなと思いました。

花の大きさは幅が 8.5cm、縦が 8cmくらいと、12cmを越えるサイズの花も多いパフィオとしてはこぶりかなと。花茎もこのくらいの高さで収まってくれれば好みです。

パフィオ・モニーク
パフィオ・モニーク (Paph.Monique)

向山蘭園さんからはもう一つ購入していて、こちらはまだつぼみの段階。原種同士のプライマル交配に、さらに別系統の原種を交配した三種間交配のパフィオです。サイキ(Paph. Psyche)という交配種に、デレナティー(Paph. delenatii) を交配して誕生しました。サイキはベラチュラム X ニベウム (Paph.bellatulum x Paph.niveum) の組み合わせで、良いお花が多く出現しています。

つぼみの感じは丸っこいので、いい感じの丸弁で咲いてくれないかぁと期待しています。