ガーデニング,クリスマスローズ

ヘレボルス・デュメトルム・ダブルWM9505の芽だし

だいぶ久しぶりの記事になってしまいました。今年は春が早くて、近所では福寿草が咲いたり庭植えのクリスマスローズが咲いていたりします。それなのにわが家のデュメトルムはまだこんな感じです。ふっくらしたつぼみは見えていますが、花茎を伸ばすタイミングを見計らっているようです。

これはウィル・マクルーインさんがブダペストの郊外で発見したと伝えられる、WM9505のサイト番号の個体で、株分けによる繁殖品です。実生ではないので野生で採取されたそのものの株分け個体になります。

オキナワチドリ紅一点のつぼみが伸び始めたところ

二月の声を聞いたばかりですが、今年は暖かい日が多かったせいか、昨年よりも早くつぼみが伸び始めました。品種は紅一点の無銘品です。昨年は3月に開花したと記憶しているので、少し早いか同じくらいになるでしょうか。分かりにくいですが手前の株にもつぼみが見えていますので、今年は二株咲いてくれるようです。

オキナワチドリ「沖の輪」

前回「沖の輪」の紹介をしてから一月程経ちまして、現在の姿です。非常に切れのいい白覆輪がはっきりと入るだけでなく、葉先の掃け込みが奥の方に向かう芸を見せてくれます。さすがオキナワチドリの斑入り代表品種の貫禄か、ゆっくりした生長ですがいじけることもなく育てやすく感じます。

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昔からサイトタイトルに意味不明な名前を付けてしまう傾向があるのですが、よくよく考えてみると良くないことだと思い直して変更しました。

最初から「○○について」と内容を決めて始めるときは、ちゃんとそれに関するタイトルを付けられるのですが、特に決めていないときは適当に仮の名前で……みたいな感じで方向が定まってから変えることが多かった気がします。

ようやくこのブログもイワチドリやら原種シクラメンや山野草やら、小型で地味目の花の話題中心で行くことになりそうなのでこのタイトルにしました。「ジミ花」でも良かったのですがたぶんランの話が多くなりそうだったので。

春からはウラシマソウやエビネの話もしたいと思っています。

オキナワチドリ「沖ノ輪」昭和46年に見いだされたオキナワチドリの斑入り代表種です。クッキリ入る白覆輪と育てやすさもあって最も普及しているオキナワチドリの葉芸品でしょう。発見から50年近く経っているのは驚きです。昨年一球で購入したものが無事に二球に増えてくれました。ウチョウランと同程度の増殖率じゃないかと思います。

オキナワチドリは冬咲きのチドリ類として、野生ランの入門種のような扱いを受けることもあります。しかし、わたしの経験から言うとかなり癖がある難しいランだと思っています。スズムシソウ属の感覚と言えば分かる方もいるのではないでしょうか。