ノダフジ

ノダフジの花

職場周辺の雑木林シリーズです。一週間前には咲き始めでしたが、早くも咲き終わりの花が増えてきました。野性のフジには、ヤマフジとノダフジが知られています。写真のフジはノダフジと判断しましたが、一般的には蔓の巻き方が右巻きか、左巻きかで見分けるように言われます。ん? 右巻きと左巻きって、どういう風にみて右巻きなの? と疑問に思うかもしれませんが、これは成長の方向に向かってです。根元から蔓の先に向かう方向にみて、右巻きはヤマフジ、左巻きはノダフジです。

ノダフジ

フィールドで撮影していると、丈の高い下草だったり反対側の崖にあったり、近寄れないところで咲いていたりと、花は見えるけど蔓の状態まで分からないということがままあります。そんな場合でもノダフジとヤマフジは花が咲いていればおおよその見分けが出来ます。

写真のように花房が長く垂れるように咲くのはノダフジです。ヤマフジも多少長い場合もありますが、縦に長い鞠状の花房になることが多く、慣れてくればぱっと見でヤマだな、ノダだなと判断できます。他にもヤマフジは暖地系なので関西方面に多いとか、川沿いの崖上などにはヤマフジが多いとか、それなりに違いがあります。

フジの花が終わるとそろそろ梅雨になります。今年の梅雨は週末だけ雨、みたいなことが無いよう願っています。

写真,野草

Posted by Bsaku