昨年の11月に植えたおいしい寄せ植えは、今はこんなに育ちました。イチゴを植えるには遅い時期でしたけど、意外と育ってくれて良かったです。ゴールデンクィーンタイムが冬の間にほとんど枯れてしまったとか、白イチゴのエンジェルエイトは一季成りなので、一株は花が咲かなかったなんて悲しいこともありましたが、イチゴの実を見るとわくわくします。
その後のおいしい寄せ植え
やわらかで繊細なグラス
葉物が好きで中でもグラス類が好みです。その中で一、二を争うのがこのカラマグロスティス・オバーダムです。寒さに強い宿根グラスで、日本にも仲間のノガリヤス、ヤマアワなどが自生します。
真っ直ぐに伸びる性質が強くて、いっけん硬そうなイメージがありますが、とても柔らかい風になびく葉っぱをしています。ススキみたいに手を切ってしまうこともありません。
夏にふわっとしたタテに尖った穂を出します。縞斑の清涼感もあわせて涼しげな印象で、個人的に納涼グラスと呼んでいます。
ノガリヤスの仲間は林と草原の境のような環境に生えるので、かんかん照りで乾燥した環境は苦手なように思います。小さく株分けしすぎると、元気になるまで時間が掛かりますので、分ける時は10本以下にしないようご注意を。
タイムいろいろ-フォックスリータイム
テマリシモツケ・ルテア
チョコレートなカルミア・メヌエット
4月上旬に寄せ植えにした、カルミア・メヌエットのお花が咲き始めました。一つ一つの大きさは一円玉より少し小さいくらいです。ツツジの仲間といわれても、どこらへんがツツジ? と思ってしまいます。
花冠と呼ばれる花びらの部分が、よく見ると五つにくびれています。もう少しはっきり区切られて漏斗型のお花ならツツジっぽく見えるに違いありません。おしべは花冠に沿うようにくっついて伸びています。
つぼみの形を見ていてアポロチョコレートを連想しました。模様のブロッチもチョコレート色で、いろいろとチョコレートっぽいお花です。よく知られているオスボレッドや、サラという品種はブロッチが入らないのでかなり雰囲気が違います。
満開の頃に寄せ植えの全体像もあわせてまた紹介したいと思います。