ノアザミ

日本で最も一般的なアザミと言えばこのノアザミ。名前や見た目の似ているノハラアザミとは、総苞という花の付け根の小花を束ねている部分が、粘つき感があるか、開いてトゲトゲしているかでかんたんに見分けられます。写真のノアザミは総苞は開かずにベタベタしたさわり心地です。
アザミの花というと上を向いて咲いている姿を想像するのですが、本来のアザミ属で真上を向くのはむしろ少数派で、ほとんどの種類は横向きや斜め下向きになります。それも見分けるポイントかもしれません。アザミに似た上向きの花にはタムラソウやトウヒレンの仲間があります。標高の高い山の中で見掛けるアザミに似た花は、アザミよりトウヒレンの仲間が多いと思います。
ヤマゴボウの名前で漬物にされるのは、ノアザミやモリアザミの根っこが多いそうです。ゴボウ程太くはならないけど柔らかくて美味しいですね。
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