ガーデニング,クリスマスローズ

ヘレボルス・デュメトルム・ダブルWM9505の芽だし

だいぶ久しぶりの記事になってしまいました。今年は春が早くて、近所では福寿草が咲いたり庭植えのクリスマスローズが咲いていたりします。それなのにわが家のデュメトルムはまだこんな感じです。ふっくらしたつぼみは見えていますが、花茎を伸ばすタイミングを見計らっているようです。

これはウィル・マクルーインさんがブダペストの郊外で発見したと伝えられる、WM9505のサイト番号の個体で、株分けによる繁殖品です。実生ではないので野生で採取されたそのものの株分け個体になります。

アクアリウム,ガーデニング

スパソリリオンsp.珍しい植物に花が咲きました。おそらくですがスパソリリオン属の一種で、中国の広西チワン族自治区で採取された植物だそうです。こちらは「アクアショップ グッディ」さんから購入したもので、インボイス名だと「キクロポゴンsp.」でした。正体不明のものは、輸入時のインボイスの名前で販売するのが、正式な流儀です。憶測で名前を付けたり、勝手に名前を変えて販売することは混乱の元になります。

受け取って植え付けるときに、ランではないのは間違いないものの、はて、なんの仲間だろう? という疑問がわきました。キクロポゴンというのは中南米に分布するラン科の植物で、ネジバナに近い地生ランです。根茎の状態からして違いましたが、鉛筆程の地下茎と節から伸びる細く白い根っこに何やらピンとくるものがありました。

ガーデニング,クリスマスローズ

ウィルさんがブダペスト郊外で発見した、クリスマスローズの原種ダブルです。原種系交配の初期のダブル咲きには親としてよく使われたそうです。サイトナンバーはWM9505 ですから、発見されてからもう25年近く経つことになりますね。

この株は現地採取された個体の株分け増殖苗なので、発見時の遺伝情報をそのまま持っている株ということになります。こうしてみるとクリスマスローズの原種はけっこう長生きだなと思いました。宿根草の中には、10年程度で株の寿命を終えてしまう種類も多く、実生で更新しないと維持できないものもあります。

ガーデニング,寄せ植え

早春の寄せ植え第二弾は、アネモネを中心としたシックな感じに仕上げました。奥側からユーフォルビア・プルプレア、ピンクネコヤナギ、ホスタ・ブルーマウスイヤー、ロニセラ・ニチダ、アネモネ・ポルト ブルー、ヘスペランザ・パウシフローラ、ビオラ レッドです。

サカタのタネさんのアネモネ・ポルトは、コンパクトで次々と花の咲くアネモネだそうで、ゴールデンウィークまで咲いてくれるそうです。ホスタはまだ冬芽の状態で、地上には何もありません。可愛いブルーグリーンの葉っぱが出てくるのが楽しみ。

ネコヤナギはシルバーやブラックなどもあったり、最近はいろいろな種類があるようです。ピンクネコヤナギ以外にも育ててみたいですね。ヘスペランザはアヤメ科の球根植物。初夏には地上部は無くなっちゃいます。

ガーデニング,クリスマスローズ,寄せ植え

関東に寒波がやってきた連休初日に、クリスマスローズを中心にした早春の寄せ植えを作りました。雪の予報も出ていて心配していましたがあまり気温も下がらず、風のない曇りの一日になりましたので寄せ植え作りには良かったと思います。

左奥の紅葉している葉っぱは、常葉キブシという花木でわりと珍しいものです。春先の山に行くと沢沿いや谷筋に良く生えているキブシの中国産の種類で、落葉しないので椿のような雰囲気です。つぼみが付いているのでお花も期待できそうです。初めて見るのでとても楽しみです。