オキナワチドリ「沖ノ輪」

今年もオキナワチドリが育ち始めて、すでに一ヶ月経過しています。今年で三年目を迎える白覆輪の「沖ノ輪」ですが、昨年の二球から一応倍になりました。まぁまぁ順調なのかなと思います。オキナワチドリは一年遅れて結果が出るそうなので、一年目の作柄が今年の生育に影響するようです。

一番大きな球根で1.4cmくらいなので、昨年の二球の時より大きな球根に育ってくれました。写真の一番左に写っている葉が細めの株が、昨年の球根と同じ1cmくらいでした。調子が良いとけっこう幅の広い、ゆったりした葉になるのだなぁと思いました。

展示会で見かけた姿はどれも葉の幅が広く厚い葉で、がっちりした雰囲気だったのでようやく近づいてるかなと感じます。

オキナワチドリ紅一点

紅一点花が開花しました。昨年よりはマシと思いますが、まだ花が貧弱な感じを受けるので本咲きではないと思います。オキナワチドリは球根に力がなくても花の数はそれほど減らないで、大きさが一回り、二回りと小さくなります。特に唇弁の側裂片の発達に影響するようなので、もう一年しっかり育ててようやくちゃんとした花形の、本来の大きさで咲いてくれると思います。

オキナワチドリ紅一点の咲き始め

二月も下旬になって日中の温度が上がったためか、一晩でつぼみが開き始めました。つぼみの色や今の状態では、白色ベースのように見えますが、昨年の花は地色は薄いピンクだったので、これから日が経つとピンクが発色してくるのではないでしょうか。

オキナワチドリ紅一点のつぼみ

先週の写真だと苞葉に包まれた状態ではっきりしませんでしたが、ここまで伸びてくるとつぼみだと分かりやすいと思います。こうなると早いもので毎日変化が分かる程の勢いで伸びています。今年は二株だけかと思っていましたが、四株とも咲いてくれるとは、オキナワチドリは花付きのいいランなのですね。

それともこの紅一点の品種特性なのでしょうか。冬の間は花が少なくてさみしいので、一株でも多く咲いてくれるのは嬉しいものです。

オキナワチドリ紅一点のつぼみが伸び始めたところ

二月の声を聞いたばかりですが、今年は暖かい日が多かったせいか、昨年よりも早くつぼみが伸び始めました。品種は紅一点の無銘品です。昨年は3月に開花したと記憶しているので、少し早いか同じくらいになるでしょうか。分かりにくいですが手前の株にもつぼみが見えていますので、今年は二株咲いてくれるようです。