今年のオキナワチドリ

オキナワチドリ「沖ノ輪」

今年もオキナワチドリが育ち始めて、すでに一ヶ月経過しています。今年で三年目を迎える白覆輪の「沖ノ輪」ですが、昨年の二球から一応倍になりました。まぁまぁ順調なのかなと思います。オキナワチドリは一年遅れて結果が出るそうなので、一年目の作柄が今年の生育に影響するようです。

一番大きな球根で1.4cmくらいなので、昨年の二球の時より大きな球根に育ってくれました。写真の一番左に写っている葉が細めの株が、昨年の球根と同じ1cmくらいでした。調子が良いとけっこう幅の広い、ゆったりした葉になるのだなぁと思いました。

展示会で見かけた姿はどれも葉の幅が広く厚い葉で、がっちりした雰囲気だったのでようやく近づいてるかなと感じます。

オキナワチドリ純白花

純白花も順調なのですが、今年は植え替えが11月3日と遅れてしまったため、芽が地下から伸び上がってしまいました。話しには聞いていましたが、新しい球根を鉢底の方に作る性質なのを忘れていました。慌てて植え替えたときには長いもので2cm近く地中で芽を伸ばしていて、結果上のような腰高の状態になってしまっています。

地上ギリギリで葉を展開する姿が本来ですが、これはこれで置き肥に触れた葉が傷むことも少なくなるので、ちゃんと展開してくれたら問題はないのかなぁなんて前向きに捉えています。

オキナワチドリ「綾雲」

昨年開花株で入手した、黄覆輪の「綾雲」です。三球植えだったのにこの状態ですから、作落ちしてしまっています。なんとか二株はまともに育ちそうかなと思いますが、二本は今年次第という感じです。後冴えの代表品種だそうで、萌黄覆輪で始まって黄色で落ち着くそうです。

昨年に比べると斑の幅が広くなっているように感じますが、全体の葉幅が十分でないのでそう見えるだけだと思います。大覆輪に育ってくれるならそれはそれで嬉しいのですが。

オキナワチドリ紅一点

紅一点花は残念ながら作落ち気味です。なんとか開花しそうな三球を植えていますが、他に小さな球根が6球程出来ていました。昨年は開花球が4球だったので、どれか一株が特に調子を崩して小さくなってしまったのかもしれません。どちらにしてもあまり良い状態とはいえないと思います。

今年は十分な風通しを確保して固めに育てようと思います。昨年は常時湿っている状態だったので、過湿だったかなと思っています。

オキナワチドリには試練の三年目という考え方があるようで、ちゃんと生育していないと三年くらいで枯死する株が増えて消えてしまうそうです。そこまでひどくはありませんが、自慢できる程には良い生育とはいえませんし、まだまだしっかり管理しないとだめですね。やっぱりウチョウランに比べると難しいチドリだと思います。

Posted by Bsaku