写真,野草

十年くらい前に自生地を探していた時期があったのですが、人づてに聞いた場所や論文から知った場所では見つけることができずにいました。最近になってネットで検索したところ、以前は無かった情報がワラワラと。その中の一カ所は時期は違うものの、二度行ったことのある山でした。

カイコバイモ(Fritillaria kaiensis)は東京、山梨、静岡の三県だけに分布する珍しいコバイモです。分布すると言っても局所分布なので、花の時期に自生条件に合った山林を探せば見つかるという花ではありません。確実に自生地を知った上で、短い開花期間に合わせて訪れないと出会えない花です。

アクアリウム,水草

ミスト式を開始して2週間が経ちました。先週と大きな違いはありませんが、ロゼット型の水草がブセファランドラしかないなーと思って、ラゲナンドラを追加しました。ラゲナンドラ・ミーボルディ(Lagenandra meeboldii)という種類で、水中での育成はクリプトコリネよりやりやすいそうです。

子供の頃に初めて水槽を設置したときは、大磯砂しか存在を知りませんでしたが、当時でもクリプトコリネのウェンティやベケッティといった種類は育てられました。その頃にラゲナンドラ・スワイテシィというちょっと変わった水草が売っていたのを覚えています。

アクアリウム,水草

開始から一週間経ちました。サランラップで密封しているので、大体常にこんな感じの多湿環境になっています。照明は長くてもいいらしいのですが、9時間で様子見です。パッと見た感じでは何も変わっていませんが、各部を細かく見ていくと生長が感じられます。

アクアリウム,水草

けっこう長い間(10年くらい?)離れていた水草水槽を、久しぶりに立ち上げることにしました。きっかけはハイグロフィラ sp. ラトナギリとブセファランドラです。どちらも水中の姿がかっこよくて、自分でも育ててみたいなぁと昔を思い出しました。

ミスト式時代到来 その1

「ミスト式立ち上げ」というのは10年前には無かった概念で、でも言われてみるとなるほど! と分かる素晴らしいアイデアです。以前もコケに悩まされた自分には、初期の対策ができるこの方法はかなり良い感じです。水上葉の水草をメインに使用するので、スネイルの侵入対策も期待できます。

ガーデニング,クリスマスローズ

ウィルさんがブダペスト郊外で発見した、クリスマスローズの原種ダブルです。原種系交配の初期のダブル咲きには親としてよく使われたそうです。サイトナンバーはWM9505 ですから、発見されてからもう25年近く経つことになりますね。

この株は現地採取された個体の株分け増殖苗なので、発見時の遺伝情報をそのまま持っている株ということになります。こうしてみるとクリスマスローズの原種はけっこう長生きだなと思いました。宿根草の中には、10年程度で株の寿命を終えてしまう種類も多く、実生で更新しないと維持できないものもあります。