写真,野草

アマドコロ

漢字で甘野老とあてられます。野老(ところ)はヤマノイモの仲間の宿根草で、アマドコロと似た感じの地下茎(芋みたいなもの)がありますが、苦味が強く食用に向きません。アマドコロは地下茎や新芽が甘く山菜として食用にされたり、漢方の生薬に利用されてきました。職場の周辺の雑木林にたくさん生えているので、斑入りや変わった花がないかなぁと探していますが、なかなかそういう物は見付かりませんね。

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車山肩より諏訪市方面
車山肩より諏訪市方面 100mm F5.0 1/640 ISO-200

久しぶりに新しいレンズを購入したので試写に行ってきました。こちらも6年ぶりと久々の霧ヶ峰高原です。雨が心配でしたが天気予報を信じて、車山肩から車山山頂、車山湿原を歩いてきました。雨こそ降らなかったもののどんよりした曇り空で、一日中霧がかかるような残念な天気でした。まぁ一年の内200日霧が出るといわれる霧ヶ峰なので、こんな天気も想定内です。

ほんとうは野鳥を撮りたかったのですが、残念ながらこの時期の霧ヶ峰ではほとんど見かけませんでした。意外とたくさんの人が訪れていて、その中の数名の方が野鳥撮ってそうだなぁと思いましたが、やはり探すのに苦労していた様子でした。9月に入ってからの霧ヶ峰はほんとうに久しぶりで、20年ぶり近くになると思います。

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ヤマユリ

職場の周辺に雑木林がありまして、昼休みに散歩しているのですが、野生のヤマユリが生えている場所があります。だいたい7月中旬には咲いていたのですが今年は少し遅く咲きました。

車道から一段高くなった雑木林で、林の縁の斜面に毎年咲いています。雑木林の中まで行くと光が足りないのか、ちょうど林が切れる辺りにあります。木漏れ日の中で咲いている姿は、可憐で美しく好きな百合の一つです。オリエンタルハイブリッドの大元になった原種なので、これからも木漏れ日の中ひっそり咲き続けてくれることを願っています。

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十年くらい前に自生地を探していた時期があったのですが、人づてに聞いた場所や論文から知った場所では見つけることができずにいました。最近になってネットで検索したところ、以前は無かった情報がワラワラと。その中の一カ所は時期は違うものの、二度行ったことのある山でした。

カイコバイモ(Fritillaria kaiensis)は東京、山梨、静岡の三県だけに分布する珍しいコバイモです。分布すると言っても局所分布なので、花の時期に自生条件に合った山林を探せば見つかるという花ではありません。確実に自生地を知った上で、短い開花期間に合わせて訪れないと出会えない花です。

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御勅使福祉公園にサイハイランがないか探しに行きましたが、それらしいものは見つけられませんでした。南公園の方にはキンランが生えているので、野生ランが生育する環境は整っているように思います。