写真,野草

エゴノキ

花の後に付く実がオリーブに似ていると思う庭木としても有名な高木です。木材としては建材というより、日用品に使われることが多いそうで、細い割に固さと粘り強さのある枝です。杖としても使いやすそう。名前の由来は実に強いえぐみがあることからエゴノキだそうで、かじったことはありませんが見るからに苦そうです。

毒成分でもあるサポニンを果皮に多く含むので、食用にはなりませんしうっかり口に入れないように注意が必要です。子供の頃にピンクエゴノキという、花の色が淡いピンク色の園芸種を育てていたことがあるのですが、花が咲く前に興味を無くしてしまったのか、咲いた花を見た記憶がありません。高木なので開花サイズになるまで時間が掛かることを知らなかったので、実家の庭のどこかに植えたままだと思います。

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ギンラン

春咲きの野生ランの中でも特に好きなランの一つです。理由はいくつかあるのですが、父が好きだったキンランと対になる名前を持つ蘭というのも理由の一つです。職場周辺の雑木林ではところどころにぽつぽつと生えています。キンランは見かけることがない代わりに、ササバギンランはよく見かけます。

ササバギンランとの違いは、全体的に小型で背が低い、葉が革質で丸みを帯びて細く尖らない、花数が少ない、明らかに突出した距がある、などの点があります。慣れれば花が咲き終わっていても、葉質の違いで分けられるほど、ギンランとササバギンランの葉の様子は異なります。

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クサノオウ

クサノオウという越年草が今年もよく咲いています。雑木林や空地、林道脇など割合どこでも見られるケシ科の雑草の一つです。雑草と呼ぶには花がきれいなので、下草刈りの跡地でも刈られずに残っているのを見掛けます。

クサノオウとは変わった名前だなぁと思います。茎や葉を折ると黄色い乳液が出てくるので、手に付くと黄色の染みになることから「草の黄」という語源や、民間療法で皮膚病全般の治療薬に使われたとか、漢方の一つでもあることから「草の王」だとか、色々言われています。

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ノダフジの花

職場周辺の雑木林シリーズです。一週間前には咲き始めでしたが、早くも咲き終わりの花が増えてきました。野性のフジには、ヤマフジとノダフジが知られています。写真のフジはノダフジと判断しましたが、一般的には蔓の巻き方が右巻きか、左巻きかで見分けるように言われます。ん? 右巻きと左巻きって、どういう風にみて右巻きなの? と疑問に思うかもしれませんが、これは成長の方向に向かってです。根元から蔓の先に向かう方向にみて、右巻きはヤマフジ、左巻きはノダフジです。

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ウバユリの花
ウバユリの花

ウバユリという植物があります。ユリじゃないユリ、というか狭義のユリ科に残されたユリ科の一つで、花を見るとちょっとひしゃげてしまったユリの花、という雰囲気があります。花びらの内側に暗褐色の斑点が入るところや、あまり開かないところなどはユリと似ていない点でしょうか。

ウバユリという名前の由来として、「花の頃には葉が枯れていることが多く、葉がない(歯がない)様子を姥婆に見立てて名前が付いた」という説明が、大手を振っているのですが……私の中では、この説にはとても違和感があります。