サツマチドリ2品
しばらく間が空いてしまいました。毎日の大雨で大変な思いをされている方も多いと思います。どうか一日も早く素の生活に戻れるようお祈りしております。
こちらはサツマチドリの白地斑紋花の自然種で、管理番号7709 の個体です。クロカミラン保存会の方に譲って頂いたものの一つです。全体に細かな斑点が広がっていること、幅の広い舌で両肩も張っている様子など、サツマチドリの中でも優良花の一つと思います。
左下隅に前に紹介した斑入りのサツマチドリの花が写っていますが、なで肩で斑点もまばらなこんな感じのものが典型的です。野生でこれだけの花はそうそう見つからないと思います。
もう一つ、こちらも自然種で「延寿丸」という銘が付いています。7709 と比べると一回り小さな花で、舌が円を描くようにまとまっているのが特徴です。斑紋も派手すぎず薄すぎずでよい花です。サツマチドリらしい多花性なので、大きな球根になると40輪近い花が付くそうです。
アワチドリ並みですね。サツマチドリはアワチドリ程の多彩さはありませんが、暑さに強いことと増殖率がよいことは園芸植物としてよい点と思います。
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