令和七年のチドリ

今年もイワチドリの咲く季節になりました。昨年よりは春先の気温が穏やかだったので、全体的に芽出しのタイミングは早かったように感じます。イワチドリはチドリ類と呼ばれるウチョウランやクロカミランに比べても、一月くらい開花が早いことで知られています。
イワチドリの中でも品種によって早晩性が見られて、早咲きの品種から比較的開花の遅い品種までいろいろあります。写真の天照(あまてらす)は Dream Seed さん作出の大輪花の品種でかなり早咲きです。わが家でも真っ先に咲いてくれます。

二週間前の姿です。開き始めから満開に進むまで、以外と長い時間が掛かるかなと思います。開き初めの頃は真っ白なつぼみと唇弁の赤紫の対比が特にきれいで、このまま抱え気味に開いてくれて完成ならまったく言う事の無い品種だと思うのですが。

満開を迎えると唇弁のちょうど中央あたりから反り返るようになります。どちらかというと抱え咲きになる品種が多い中、天照系の特徴と言えるのかもしれませんが、少し残念だなぁと思っています。今年は昨年と比べても球根が大きく充実してくれたので、一つ一つの花の大きさも本咲きのサイズになってくれました。来年は全体的に整った姿でたくさんの花を見たいと思います。
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