セッコク

長生蘭・金山金剛の飴矢

5年ほど前にネットで購入した長生蘭の、「金山金剛」から株分けされたものです。金山金剛は中斑が基本で芸が暴れやすい品種と聞いていますが、購入したものは20本立ち以上の大株で、そのうち数芽がこの飴矢のものでした。

金山金剛が中透け飴矢となったものは「天童丸」という品種で登録されています。金山金剛自体は中型の品種なので、矢がそれ程伸びるものではありませんが、それにしてもこの鉢に集めた芽はどれもこんな感じの小型になっていて、天童丸とは違うように見えます。透け矢になると小型化する傾向があるそうなので、極端なものなのかと思っています。

中斑は少し残っていますが、青葉に戻ってしまったものが多いので、青葉笛のような無地飴矢で固定してくれても面白いなと思っています。

岩千鳥「天照」

ほとんどのイワチドリが咲き進み、「天照」もしっかり開いてくれました。GW中は天気の悪い日が多かったのですが、気温自体は高くて次々花が開いていくのは楽しくもありました。やっぱり完成度の高い品種だと思います。昨年から一球増えただけですが、親球の状態は来年も期待できそうに思います。唇弁の縁取りだけさらに追加されたような、二重縁取りの花なんかできたらいいんですけど。

赤B X 丹心

昨年も咲いてくれたので、今年で二回目の開花になった、赤B X 丹心 という実生個体です。昨年は雄花でしたが、今年は雌花になってくれたかな? ドリームシードの宮本さんが交配されたウラシマソウで、赤花としては色の良い個体が多く出る組み合わせだそうです。ローズレッドのきれいなウラシマソウになったと思います。

ガーデニング,山野草

ナルコユリ「黄金笹」

ガーデンチコリさんより購入した、ナルコユリの黄金葉「黄金笹」です。コガネザサって読むのかな? キメラ斑ではない斑入りのナルコユリの仲間はあまり知られていないようで、私の知る限りだとアマドコロ「白虎」という白虎斑、ミヤマナルコユリの烏葉くらいでしょうか。流通していない、個人の棚でひっそり飾られている品種もあるかもしれませんが、覆輪や縞斑の斑入りがほとんどじゃないかと思います。

黄金笹は後暗みの品種だそうですが、芽出しから葉の展開終わりまでの今の時期はとても美しい姿と思います。白虎とともにナルコユリ系の斑入り最高峰の一つと言っても良いかもしれないと思います。

イワチドリ「紀牡丹」

今年もイワチドリの開花が始まりました。先陣を切ったのは紀牡丹とオオイワチドリの二種。他のイワチドリもつぼみが大きくなってきましたが、まだ開花にいたりません。4月は明日までなので、もう一品種くらい咲いてくれることに期待しています。紀牡丹は古い登録品種ですが、優しいピンク色と喉元の二条線が落ち着いた印象で良い花です。