
オエセオクラデス・マキュラータが無事に咲いてくれました。かなり接写していますのでそれなりの大きさの鼻に見えますが、一円玉くらいのサイズの小さな花です。草姿から想像していたのは、セロジネの多花性の種類位の大きさだったので、予想以上に小さな花に驚きました。
とはいえランの花には違いはなく、どことなくコハクランやコケイランを思わせる花型と配色に面白さを感じています。唇弁に入る模様も複雑ですし。
小型のランや山野草の話題が中心です
黒トウヒ(Picea mariana)、ブラック・スプルースと呼ばれる針葉樹をタネ蒔きしました。暑さが苦手な寒冷地向きの針葉樹なのにこんな時期に蒔いて大丈夫か? とは思いましたが、耐暑性のある個体が残ったりしないかと、勝手な期待をしています。黒トウヒにとってはいい迷惑です。
播種してから18日目で22粒の内20本発芽しましたので、かなり発芽率がいい状態の良い種子だったようです。今出ているのは子葉ですので、これから本葉が出始めます。いくつか見る限り子葉は5枚が普通で、4枚や3枚のものもあります。子葉の枚数? による違いがあるのかちょっと気になります。
成長すると見た目がモミの木そっくりになるので、欧米でクリスマスツリーの鉢植えに使われているのはこの樹を含めたトウヒ類が多いとか。モミ属に比べてトウヒ属は成長が早いので、木材としてもスプルース材としてよく使われています。庭木にするには大きくなりすぎますが、コンテナや盆栽に使うと面白そうです。
Oeceoclades calcalata カルカラータという種類を入手しました。細い葉が特徴で、葉の両側に銀白色の縁取りと、濃い緑の斑模様になります。前に紹介したオエセオクラデスの中だと、スパツリフェラの模様の入り方と少し似ている感じです。全体は緑色なので、色の雰囲気からはマキュラータに近いと感じます。