
このブログのタイトルにもなっている「地味ラン」とは、もともとは花が地味という意味で付けたのですが、最近になって葉姿が地味なランに興味が出てきました。写真のランがその一つで、オエセオクラデス・モノフィラというモーリシャス島原産の種類です。
ややピンクを帯びた茶褐色の地色に、暗緑色の不規則な模様が入る葉を付けています。一見すると枯れ葉のような見た目ですが、これで正常に成長中です。厚味のある葉で鈍い艶があるせいか、まるでプラスチックで出来ているように感じます。触った感じも硬くて不思議な感じ。
小型のランや山野草の話題が中心です
昨年秋遅くにホームセンターで売れ残りの鉢苗を購入した暗赤色の花を咲かせる椿です。江戸時代から知られる古い品種で、八重咲きの中輪花品種です。クロツバキ、と呼ばれる品種はいくつか存在していて、オーストラリアでこの品種の実生から誕生した「ナイトライダー」や、黒侘助といった品種が一般に知られています。
黒と呼ぶにはちょっと物足りないなぁと思う暗い赤ですが、写真でしか知らなかったので実際に手元で咲かせてみました。花びらの重ね具合、着蕾の良さや枝の徒長しにくさなど良い点がいろいろありますね。開花の時期はやや遅咲きなのか、四月に入ってから咲き始めました。三月中に暖かい日があってもほとんど蕾が動かなかったので、もともと遅咲きの性質なのだろうと思います。